【北総線の運賃】
北総線は、昭和42年に工事着手された千葉ニュータウンの足として建設されましたが、千葉ニュータウン事業の停滞等により、北総線の旅客数は、当初見込みを大きく下回っています。
また、同鉄道の敷設費用は大きくかさみ、特にⅡ期線(新鎌ヶ谷から京成高砂間)の鉄道敷設に多額の費用を要しました。
これらにより、北総鉄道㈱は、巨額な負債を抱えⅠ期線区間(北初富から小室)が開業した昭和54年から、頻繁に運賃改定を実施した結果、北総線の運賃は高水準となっていますが、平成10年以降は、運賃値上げは実施されていません。
このような中、平成21年11月30日に千葉県、沿線自治体及び鉄道事業者間において、運賃値下げにかかる合意がなされ、成田スカイアクセスが開業した平成22年7月17日から、平均4.6%の運賃値下げが実施されています。
◆北総線運賃改定推移
では、北総線の運賃と他の鉄道運賃と比較してみましょう。
【運賃の比較】
こちらは、各鉄道の概ね同距離間における運賃の比較です。
北総鉄道㈱は、他の路線に比べて高い運賃となっています。
◆運賃の比較表
◆北総鉄道及び他社運賃比較表(普通運賃)
北総線は、高額運賃であることに加え、定期割引率が他の鉄道と比べて低い水準にあります。特に通学者をもつ保護者からは通学定期の割引率の引上げの強い要望が、各自治体に寄せられています。
◆定期割引率の比較
【鉄道事業法】
鉄道運賃は、鉄道事業法により、鉄道事業者が定めますが、国の認可事項となっています。
鉄道事業者は、設定しようとする上限運賃を国土交通大臣に申請し、申請を受けた国土交通大臣は、これを国土交通大臣の諮問機関である運輸審議会に諮り、審査した上で認可します。
【北総鉄道㈱の経営状況】
北総鉄道㈱は、京成電鉄㈱の子会社である。現在、北総鉄道㈱は、過去に投資した線路敷設費用等により、約1200億円の負債を抱え、年間60億円以上の借入金(利子分を含む)を返還している等、経営状況は厳しい状況となっています。
しかしながら、沿線開発による入居が進み、企業努力もあって平成12年から経営が黒字に転じ、平成19年の決算では、債務超過額が90億円を切りました。
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【北総鉄道に対する支援】

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